2017年07月27日

生活習慣からの不妊症


婦人科の部分に何も問題はないが、なぜか妊娠しにくいという37歳女性。

「ラストチャンスです」と妊活・不妊症治療を開始されました。

伺えば、毎日の多飲酒とガイドブックに載っているような激辛の料理を食べ歩くのが習慣だと言います。

生活習慣からの脾気虚。からの妊娠しにくい状態が考えられます。


MP900386362[1] - コピー[1].jpg


辛いものは体を温めますが、度を超えた激辛は交感神経緊張により逆に辛さの後に「寒気」が訪れることもあります。

酒も体を温めますが、深酒は残ったアルコールの熱が湿っ気として体にとどまり「陽気」が体中を巡るのを邪魔してしまうものです。

母体(婦人科部位)を滋養する営気が飲食不節制・消化吸収障害により滞ってしまうタイプと考えられます。

この場合、督脈を通し膈(横隔膜)を開く治療により
体で産生された栄養やエネルギーが全身に(心)にうまく分配され、
婦人科の部位を滋養し活力を回復させるような改善を目指していきます。


j0321053.jpg


「妊娠したらお酒も激辛もやめなくちゃいけないんで・・・」と仰られていましたが、そうではないと思います。

お腹の赤ちゃんが嫌がる行為は、
これからやってくる赤ちゃんだってすでに嫌がっているのではないでしょうか。

「妊娠」そのものはスタートでもゴールでもありません。

どんなに努力しても赤ちゃんを諦めなければならない方もいらっしゃいます。

「治療だと思って深酒と激辛は妊娠前から控えてください。」とご説明して施術を終えた次第です。

江戸川区小岩 千葉訪問出張 鍼灸治療 小児鍼 不妊症治療
はなのやま鍼灸院
http://hananoyama-hariq.com
posted by はなのやま at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 不妊・不育症治療

2017年07月25日

不眠の改善

不眠・浅眠でお悩みの方も少なくないと思います。

疲れているはずなのに眠れない、寝不足のはずなのにすぐに目が覚めてしまう。など。

生理学的には、睡眠作用のある「メラトニン」という物質を作るため、早朝の朝日を一杯浴びてセロトニンを沢山分泌させるのが良いとされています。また入眠作用のある音楽や紅茶、アロマなども一般的に知られるところではないでしょうか。


DSC03308[1].JPG


東洋医学的には体内の「陰」が小さくなると眠ることが苦手になるとされています。

陰が小さくなってしまうとは、

疲労の蓄積、気疲れ、不安ストレス、飲食の不摂生、運動不足、冷飲食、アルコール過多、昼夜逆転の生活などなど、

現代病と言ってもいいくらいの様々な原因が考えられます。

□□

小さくなった陰を補充するには、まず陽気を大きくしなければなりません。

陽気の補充には

朝日(日光)を一杯浴びる、栄養・休養を充実させる、冷えた体を温める、愛される、評価される、適度に運動をする、生活や進路の不安を解消する。などが考えられます。

すぐに改善できるもの、時間のかかるもの、自分の力だけではどうしようもないもの。

夏は陽気を補充するシーズンです。外気をうまく取り入れ汗をかき、体に陽気が蓄積されるとされています。

ですが、一概に陽気を増やすといっても、ストレスフルな現代では原因からの改善は簡単ではないのかも知れません。

3269da68f05a198a5f8de1909497740c_m.jpg


陽気を補充する方法としましては「じっくりとおへそを温める温灸」が有効であると思います。

おへそとは「先天の気=元気の源」に非常に大きくかかわる場所であり、体内に深くかかわる場所でもあります。ここから熱を体内に補充していくイメージでしょうか。

おへそ灸の良いところは、陽気の補充に即効性の見られるところです。

施灸中に寝てしまう方も多々おられます。冷え性の改善にも効果的です。


MP900430858.JPG


眠れないということは、日常生活にも支障をきたすでしょうし、大げさに言えば(長引けば)生命活動にも関わってきます。不眠から一番心配されるのはうつ病などの精神疾患でもあります。

辛い不眠症も「病気じゃないから」と我慢されてしまわずに、ぜひ一度ご相談をいただけたらと思います。

江戸川区小岩 千葉県訪問出張 積聚治療 小児鍼 不妊症治療
はなのやま鍼灸院
詳しくは
http://hananoyama-hariq.com
posted by はなのやま at 09:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 不定愁訴

2017年02月18日

食思食欲不振・偏食の子

食欲に偏りがあったり、好き嫌いが激しかったり、(特に朝は)ほとんど食欲がなかったり。
何でも美味しくおなか一杯食べられる人から見たら、気まぐれでわがままな子のように見えることでしょう。

□□

食べたものを消化するにも体力が必要です。人間の意識では「噛んで呑込むまで」=「食べる」ですが、本当の食べる(栄養の吸収)はその後の消化器の働きによるものです。

体力がない時のこってりした栄養価の高い事食は、まるで食べ物が素通りするかのように(体が消化吸収を拒んで)、体力を奪うだけで便として出されてしまいます。断食修行を終えたばかり方にはいきなりステーキを食べさせないのです。

栄養の吸収とは「食物の栄養価」だけで決まるものではなく、あくまでもその時のその子の消化機能とのキャッチボールによって決まると言えます。

MP900431278.JPG

食べない子というのはただのわがままなのではありません。
本能的に、自分の消化能力以上に食べないことで体力を守ろうとしているようにも思えます。
「好き嫌い」も同様で、嫌いな食べ物とはその子の体調に負担になる要素が多いのではないかとも考えられます。

生まれつき特定の栄養素の消化が苦手な場合もあります。たとえば牛乳を飲むと必ず下痢をするなど。小麦を食べるとおなかにガスがたまりやすいなど。

乳幼児は毎日毎日、ゆっくりと消化吸収の練習をしています。ある程度成長するまで消化吸収力の成長にバラつきがあっても当たり前です。

また成長して消化吸収力がついてくれば今まで負担になって食べられなかったものでも普通に食べられるようになることも多いものです。

見守るべき(改善していくべき)は、食べた量や品目だけではなく、その子の消化力(胃力)や食べ物に負けないだけの体力にあると考えます。

11131742_1397315520587954_961327275_n[1].jpg

いろんな子がいて十人十色の体質があります。

誉めてあげるべきは、無理してまでたくさん食べることではないのではないでしょうか。
今教えてあげるべきは、自分に合ったように残さず食べることなのではないかと思うのです。

「好き嫌いをなくすツボはありますか?」とよく尋ねられます。そのようなツボは無いように思います。
「治療を受けた日は良く食べます」とご報告をいただく事も多いです。

色々な食べ物を吸収できる体力を促進していく目的で、東洋的な考え方に基づいた小児治療で「全身(心)からのアプローチ」をお勧めさせていただく次第であります。

江戸川区小岩 千葉県訪問出張
はなのやま鍼灸院
http://hananoyama-hariq.com/children
posted by はなのやま at 04:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 乳幼児・小児治療