2018年07月05日

産後太りに特化したコース

このたび産後太りに特化したコースを設けました。

特に戻りにくいとされる二人目以降の産後太り。
子供為に、家族の為に、自分の体型の事は後回しになってしまう方も少なくないでしょう。
母親として諦めなければならない事だと考えている方もいらっしゃるでしょう。

そのうちダイエットでもして・・・と考えてるうちに時間だけが過ぎていってしまいます。
食事制限などで体重は落とせても、体型は広がったまま、たるんだままになる場合もあります。

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産後太りは病気ではありません。むしろ美容や痩身といったジャンルに分けられると思います。

ですが女性にとっての(太る以前の)体型とは、現在の自信や気持ちのアクティビティに関わってくると考えます。

当院では東洋的な考え方に基づいた鍼灸治療をベースに、婦人科の機能回復、老廃物の排泄・代謝の改善など。体が「太らせていよう」と思う原因をお一人お一人に探してまいります。

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せっかく命がけの大仕事をされたのですから、いつまでも活動的で若々しい女性でいてほしいと思うのは当院だけではないと思います。お子さんもご家族も、そんな女性としても魅力的なお母さんのほうが絶対うれしいのではないでしょうか。

「そのうち、そのうち」で育児が一段落する頃までにどんどん痩せにくくなってまいります。
産後のケアを含めて、施術内容など、まずはご相談いただけたらと思います。

江戸川区小岩 千葉訪問出張 
鍼灸積聚(しゃくじゅ)治療 小児鍼治療 不妊症治療 産後ケア・産後太り
はなのやま鍼灸院
http://hananoyama-hariq.com
フリーダイヤル:0120-012-850
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2015年05月29日

産後クライシス~止まらない食欲・買い物依存〜

産後は出産で疲労した母体を修復するかのように、心身が食べ物を求めます。食欲旺盛なのが普通です。
ですが食事をしたばかりで空腹でもないのに無性に何かを食べたくなったり、食べずにいられなくなったり、気が付くと常に間食していたり。

また産褥期にベッドに横なっている時に暇つぶしにネットなどでベビー用品をちょこちょこ購入。最初は必要最低限なものを吟味して。
でも気づくと何かを買い物をせずには気持ちが落ち着かない状態になってしまっていたりします。概ねそれほど欲しくも必要でもないもの(後から何故欲しいと思ったのかわからない買い物)のようです。

こんな時は欲求となって現れた精神的なSOSというものを考えてみる必要があります。「依存症」という産後クライシスと捉えてみてはどうでしょうか?

出産時に出血が多い方ほど食欲や買い物の依存症になりやすいという統計的データに基づいた心理学の研究があります。
「(所有の)喪失感」という心理。自分から何かが奪われた、自分が所有しているものが無くなった、という感覚・感情です。この潜在的な感情をコントロールできないと、自分の所有物を増やす行為の依存症になりやすい、とこの研究は警告しています。

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ここでは心と体は一つであるという東洋的な考え方で「所有の喪失感」を捉えてみます。

分娩時にダイレクトに体から失われた血液(生死にかかわる貴重なもの)もあるでしょう。

または40週間も自分のお腹で育っていたものがある瞬間を境に自分から出て行ってしまった、自分から離れた所で様々な人たちと関わり始めている、という寂しさもあるかも知れません。

もしかしたら妊娠中は自分が主役だったのに、出産を機に「いきなり主役の座を赤ちゃんに奪われた」といったやきもちにも似たスポットライトの喪失感があるかも知れません。その時「自分に対する周囲のいたわりが無くなった」「あの命がけの大仕事をした自分への扱いが雑すぎる」とぶつけようのないやりきれない感情が生じる方がおられるかも知れません。

産後のケアとは母体の肉体的な回復だけでなく「産後うつ」や「不安症」、ここで上げたような「心因的要因(分娩による喪失感)から発症する依存症」などの精神的なケアも含まれます。
産後、周囲の態度が、まるで「出産マシーンのメンテナンス」的な、肉体や体力の回復のみのいたわりだけあれば母親の精神面の産後クライシスが改善されることはないことでしょう。

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人は丁寧に扱われるだけで癒される、と当院は考えています。実際こわばった体が温まりほぐれるだけで依存症の行為は抑制され減少されるそうです。体が温まり休まった状態とは心の器量(余裕)も増している状態と考えます。

当院は東洋医学に基づいた産後クライシスのケアを積極的に取り組んでいます。それは体力・体質やホルモンバランスなどのお体の機能の回復、体型や肌や髪の質など外容に関わるもの、自分でも気づかない心因的な原因により発症する症状などを対象に全身(心)からの調整を行うものです。

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東洋医学とは心と体を一体として考え原因から改善を目指す治療です。心身の内側から健康に近づいていく治療です。
「お料理が下手でもお掃除が苦手でもいい、健康的で明るいお母さんがいい。」
「忙しくても内面から輝いている元気なお母さんがいい。」
当院で行う産後クライシス・ケアのゴールはそこにあると考えています。

江戸川区小岩 千葉県内訪問鍼灸(はりきゅう)
はなのやま鍼灸院
http://hananoyama-hariq.com
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2015年04月28日

母のカン〜つわり・悪阻と多胎妊娠〜

つわり(妊娠嘔吐)とは病気ではありません。
妊娠初期の嘔気・嘔吐・食べ物の嗜好の変化をいいます。

概ね5,6週頃から始まり16週頃には落ち着くもので、軽い症状を含めますと半数以上の妊婦さんにみられるそうです。妊娠5,6週とは子宮内膜に着床した受精卵からの胎盤が形成される時期です。

この時期には胎盤から妊娠を維持する為の様々なホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)、プロゲステロン、エストロゲン)が分泌されます。

・エストロゲンは卵胞ホルモンのことで子宮内膜を厚くして受精卵に居心地の良いベッドを維持します)

・プロゲステロンは黄体ホルモンとも呼ばれ(子宮内膜を潤し受精卵がいつまでも寝ていたくなる布団を維持します)

・ヒト絨毛性(絨毛とは胎盤の事です)ゴナドトロピンは妊娠初期から生成され、胎盤の中の絨毛から分泌されます。妊娠黄体の分解を抑制し黄体ホルモン(妊娠維持に必要)を途切れないようにします。
また母親の免疫で受精卵が殺されないよう免疫的寛容(母親の免疫システムが受精卵を敵とみなさない)に関わっているとも言われます。受精して2週目には分泌され尿に排出されますので妊娠検査に使われています。

このゴナドトロピンの分泌量がつわりの症状に大きく関わっているといった研究もあります。

ヒト絨毛性ゴナドトロピンの分泌量が増える(つわりがきつくなる)には2つの要因が考えられます。
一つは多胎(双子以上)の場合、もう一つは胞状奇胎などの絨毛性疾患(絨毛の細胞が異常増殖するなど)によるものです。

他には精神的なストレスや妊娠への不安、自律神経失調など心因的なファクターがつわりを強くしているとも言われています。

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また、つわり(妊娠嘔吐)が悪化すると「妊娠悪阻」に進行します。これは病気として医師による輸液処置が必要になることもあります。主な症状としては
@食べ物の経口摂取量の低下:
異化(栄養が入ってこないので自己の脂肪や筋肉を分解してエネルギーに変える)が亢進→体重の激減、体が酸性になっていきます(ケトアシドーシス)。

A嘔吐・水も飲めない:
脱水症状や体の中のミネラル・バランスの異常をきたし、体内の機能が上手に働かなくなります。

B肝機能障害:軽い黄疸などが出ます。

C腎機能障害:血圧が低下することで腎血流量が低下し、異化による脂肪代謝産物(ケトン体など)により腎機能が低下します。蛋白尿が出ることがあります。

D精神症状が出ることもあります。

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現在9週目の妊婦さん。3人目の妊娠ですが、今回はつわりの症状がひどく来院されました。
胃がムカムカしていて、「とにかく食べられるものがない」「何を食べても、食べては吐くの繰り返し」といった症状でした。体重も減りかなりしんどそうでした。
当初は「梅干しなら食べられる」「氷なら大丈夫」と仰っていましたが、今回は「梅干しや氷もダメ」とのことでやむを得ず吐くのを覚悟で無理やり口にされているそうです。

この妊婦さんは現在つわりがきつく、食べては吐き水も飲めない状態ですので妊娠悪阻への進行も無いわけではありません。ですが鍼灸治療の後、ムカムカは消え嘔気も無くなること、体重の減少は止まった事などより悪阻へ進行するか否かはもう少し経過が必要です。もちろん産科の主治医の診断が最優先となりますが。

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「なんだか双子のような気がするんですけど」と初診の時に仰っておられました。
多胎によりゴナドトロピンの量が増えてつわりがきつくなっている可能性も無いわけではありません。
母のカン、案外的中しているのかも知れません。
産科への誘導も常に考慮に入れ、慎重に「つわり」の経過を見守っていきたいと思います。
「母子ともに健康で安全な出産」までがゴールだと考えます。

江戸川区北小岩 千葉県山武市
はなのやま鍼灸院
http://hananoyama-hariq.com
posted by はなのやま at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | つわり・逆子・産後ケア