2015年09月11日

不眠症・神経過敏・貧血・手足のしびれ

健康の為にプロテインを毎日欠かさず摂取している方がいらっしゃいます。
一食分を高タンパク低カロリーのプロテインで済ますダイエット。

プロテインには種類があり乳清からできるホエイ、牛乳から作られるがゼイン、大豆から作られるソイに分類されます。

吸収されるスピード重視なもの、体内に長くとどまり長時間にわたりアミノ酸を供給するもの。筋肉を大きくするもの、代謝を上げるもの。目的に合わせてのみわけます。

一般に腹もちが良く脂肪燃焼効果が高いのが大豆のプロテイン。先ほどいらした女性の患者さんも毎日欠かさず飲んでいました。

ところがある時から吐き気が止まらず、先日貧血で職場で倒れられたそうです。
その前から不眠症になっていて、気が高ぶって興奮するとずっとしゃべっている自分に気づいたそうです。

「自律神経でしょうか?ストレスでしょうか?」
「気が高ぶって眠れないのです。心療内科を受診した方が良いでしょうか?」
鍼は不眠にいいときいて半信半疑でいらっしゃいました。

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気が高ぶって不眠・浅眠。貧血が頻繁に、手足がしびれるような。
妊娠してからつわり(吐き気)が特にひどい。

これらは全てビタミンB6の欠乏症でもあらわれる症状です。

ビタミンB6はピリドキシンともいい、神経の伝達やたんぱく質を必須アミノ酸に分解する仕事をします
→皮膚や髪の毛、爪、歯をはじめ人体を構成する材料を用意します。また神経伝達に欠かせない必須アミノ酸もあります。

その他にも
脂質の代謝(脂肪肝の予防)
免疫の抗体や赤血球の生産(ヘモグロビンを合成・貧血予防)
インスリン合成
吐き気の抑制  を行います。

腸内の細菌が合成しますので欠乏することはあり得ませんが、妊娠中の母体や抗生物質やピルを飲んで腸内細菌が滅亡してしまっている場合、タンパク質や脂肪の摂取が多く分解に大量に使われてしまう場合などは欠乏の可能性もあります。

ちなみにつわり止め(吐き気止め)の点滴にもビタミンB6は含まれています。



この方は妊娠中でもなく、抗生物質やピルを飲んでもいません。大量の肉食もありません。ではなにが?

この方は「プロテイン」の様に自然界に無いようなタンパク質が凝縮されたものを分量を守らずに(腹もちを良くするため)毎日大量に摂取していました。

これではビタミンB6も使い切ってしまいます。神経過敏や不眠症、貧血、嘔吐で倒れてしまいます。
プロテインを適量にして(もしくはしばらく中止)、すでに分解された分岐鎖アミノ酸(BCAA)の形で取るようアドバイスしました。

くわえてしばらくは以下の食品を多く摂取するよう勧めました。

【ビタミンB6を多く含む食品】
かつお サンマ マグロ さば さけ いわし
牛もも肉 牛レバー 鳥ささみ 鳥レバー
バナナ さつまいも

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心療内科へ行く前に、一度「ビタミンB6」を見直されてはいかがでしょうか? *つわりや貧血、皮膚炎、爪、髪の改善にもお勧めです。

栄養や休養、運動の仕方など、ちょっとした落とし穴で原因不明の症状が出ている方も少なくはないと思います。ぜひご相談いただけたらと思います。

江戸川区小岩 千葉県訪問出張
はなのやま鍼灸院
http://hananoyama-hariq.com
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2013年11月26日

頭痛とワイン〜酸化防止剤について〜

「昨夜は赤ワインを飲み過ぎて二日酔いで頭が痛い」

「赤ワインはブドウの皮とか種とかも醸造するから雑成分が風味になっている。だから二日酔いになりやすい。」

「赤ワインがポリフェノールが一番多いから翌日その効果で便が緩くなる。」

ポリフェノールは体内の抗酸化作用を促進するので活性酸素対策として素晴らしい。
だが赤ワインを飲んだ後の頭痛や軟便が果たしてポリフェノールの作用なのだろうか?

「酸化防止剤は使っていません」というラベルの宣伝文句で店頭に並んでいるリーズナブルなハウスワイン。酸化防止剤って何だろう?

酸化防止剤とは、亜硫酸塩のことである。
・適度なタイミングで発酵を抑制するための使用(酵母を死滅させる)
・雑菌の繁殖を抑制する(雑菌を殺す)
・ワインの酸化を防ぐ(変質防止)

亜硫酸塩で最も使われるのが二酸化硫黄(亜硫酸ガス)である。
温泉の硫黄や工場からの煤煙に含まれる有毒ガス。ゆえに雑菌を殺菌することができる。
では人間は?

幹細胞の組織呼吸を抑制する→ビタミンB1の欠乏を引き起こす。

怖いのは国内産も外国産も日本国内で販売される場合
亜硫酸塩とは表記されず酸化防止剤としか記されないことだ。

お買い得のような、円高だからこの位の安価はあり得るとか、
店頭に並んだリーズナブルな価格のワイン。
オシャレだし、飲みやすいし、太らなそうで健康にもよさそうだし。
でも商品を手にした時に、今一度裏側を見る癖をつけてほしい。

赤ワインもポリフェノールの飲み過ぎなければ体には大変いいものである。
数百円高くても、せっかく飲まれるのなら「酸化防止剤」という名札を付けた亜硫酸塩(二酸化硫黄・亜硫酸ガス)が添加されていないモノをお勧めします。

江戸川区小岩 千葉県山武市 訪問治療
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posted by はなのやま at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 栄養素(食べ物・食べ方)

素晴らしき豆乳〜調整豆乳と無調整豆乳〜

成分調整豆乳と無調整豆乳。「体にはどちらがいいのでしょう?」

骨粗鬆症の方、コレステロールを気にされる方、牛乳で下痢しやすい体質(ラクトースという乳糖を分解する酵素の働きが少ない)の方に豆乳をすすめると大体この質問が返って来ます。

豆乳の優れた点は、まずタンパク質が豊富ということ。また大豆イソフラボンやレシチンも豊富です。

エストロゲン(女性ホルモン)には骨が壊されていくのを抑制する働きがあります。
よって更年期や内分泌異常などでエストロゲンの分泌が減少した方には骨粗鬆症がみられます。

イソフラボンには骨の破壊を抑制する効果があり、また骨を生成する働きも確認されています。
更年期障害のイライラ・のぼせ・不定愁訴も重症でなければエストロゲンの代理として
イソフラボンを摂取することで改善されると考えられています。
もちろん納豆でもいいのですが嫌いな方には、当院では温めた豆乳をお勧めしています。

レシチンは生活習慣病を防ぐ酵素として有名です。
血液中のコレステロールを調整しますので動脈硬化を防ぎます。また肝臓内の余ったコレステロールを分解し再合成ますので脂肪肝の予防にも良いとされています。
脂質の分解を促進させる酵素の材料になりますし、何といっても脳内のシナプス(神経伝達物質)を作るための重要な材料です。記憶力がアップするといった効果をうたったサプリにも含まれています。ボケや認知症予防にも良いと考えられています。

ひらめき調整豆乳の方が体に優しそうなイメージがありますが、中には飲みやすくさせる為の合成甘味料のアセルファムKや糖アルコールなどを添加されて製品化されたものも出回っています。これは下痢を起こしやすくなりますのでお腹の弱い方には逆効果になります。
日持ちさせるための品質安定剤カラギナンはラット実験では結腸腫瘍の発生率があがるというデータもあり、長期にわたればこちらの安全性にも注意が必要です。

調整豆乳にもさまざまな製品がありますので、ぜひ一度手に取った商品の裏側をチェックする癖をつけてください。明確なデータの出てきにくい食品添加物です。また添加物一つ一つのデータは問題なくても複数の添加物が合成された食品でのデータはありません(公表されません)。

たかが豆乳、神経質になり過ぎても生きていかれませんが、毎日口にされるもの、子供の口に入れるものはやはり可能な限り情報を知っていたいし、見えない危険は避けたいものです。

当院ではなるべく「温めた無調整豆乳」をおすすめしています。

江戸川区北小岩 千葉県山武市 訪問治療
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posted by はなのやま at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 栄養素(食べ物・食べ方)