2017年07月27日

生活習慣からの不妊症


婦人科の部分に何も問題はないが、なぜか妊娠しにくいという37歳女性。

「ラストチャンスです」と妊活・不妊症治療を開始されました。

伺えば、毎日の多飲酒とガイドブックに載っているような激辛の料理を食べ歩くのが習慣だと言います。

生活習慣からの脾気虚。からの妊娠しにくい状態が考えられます。


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辛いものは体を温めますが、度を超えた激辛は交感神経緊張により逆に辛さの後に「寒気」が訪れることもあります。

酒も体を温めますが、深酒は残ったアルコールの熱が湿っ気として体にとどまり「陽気」が体中を巡るのを邪魔してしまうものです。

母体(婦人科部位)を滋養する営気が飲食不節制・消化吸収障害により滞ってしまうタイプと考えられます。

この場合、督脈を通し膈(横隔膜)を開く治療により
体で産生された栄養やエネルギーが全身に(心)にうまく分配され、
婦人科の部位を滋養し活力を回復させるような改善を目指していきます。


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「妊娠したらお酒も激辛もやめなくちゃいけないんで・・・」と仰られていましたが、そうではないと思います。

お腹の赤ちゃんが嫌がる行為は、
これからやってくる赤ちゃんだってすでに嫌がっているのではないでしょうか。

「妊娠」そのものはスタートでもゴールでもありません。

どんなに努力しても赤ちゃんを諦めなければならない方もいらっしゃいます。

「治療だと思って深酒と激辛は妊娠前から控えてください。」とご説明して施術を終えた次第です。

江戸川区小岩 千葉訪問出張 鍼灸治療 小児鍼 不妊症治療
はなのやま鍼灸院
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2016年04月10日

妊娠準備治療

専門病院での不妊症治療を予定されている女性が、その前に健康的な母体作りを目的に来院されました。

待たれ、急かされ、姑に嫌味の一つでも言われ、生理が来てしまう度にこみ上げる怒りの感情。
周囲の期待に追い詰められて、年齢的なタイムリミットに追い詰められて、
不妊症治療を決断するのはほとんどが女性からだといいます。半分近くは男性にも原因があるというのに。

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「受精→妊娠反応」のみをゴールとするならば顕微的な不妊症治療はたくさんあると思います。

また子宮・卵巣・ホルモン分泌などに器質的な問題があれば、母体の負担が大きいと知りながらも科学的な方法に頼らざるを得ない方もいらっしゃるでしょう。

鍼灸が効果を上げるのは主に機能性不妊症(二人目不妊)です。男女とも生殖機能に目に見える、検査で明らかになる問題はないが、(何かが滞り)妊娠しにくい状態の改善を行います。

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西洋医学的な不妊症治療、東洋医学的な不妊症治療。
それぞれ長所・短所を持ち合わせます。
どちらのルートで山に登ろうが、頂上に立てば(子供ができれば)関係ありません。

それでも不妊症治療にいらっしゃるご夫婦の目指す共通のゴールは
「母子の心身共に健康的で安全な出産」までではないでしょうか。

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耕してない荒地に種をまいても、発芽はしても
植物はしっかり育ちません。育つことができません。

先進の科学的な不妊症治療。それにより恩恵を受ける方も沢山いらっしゃるでしょう。
でも当院では「妊娠」するために母体を冷え疲れきった状態にしてしまうことは本末転倒だと考えます。
少なくても自然・健康的ではないと思います。

だからこそホルモン治療や人工授精を行わざる得ない女性ほど、母体が温まって緩み休まった状態に維持する東洋的な治療が必要なのだと考えています。

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しっかりした土作りは強くて立派な作物を育てます。
土の力に余裕があれば作物は安心して成長できるのです。

疲労・冷え・ストレス・怒り・憂鬱・不安・・・
不妊症治療の前に、妊娠する前に、母体の状態改善が最重要なのであります。

東洋的な考え方に基づいた、全身(心)のバランスを調整していく治療。
母体の妊娠準備として、妊娠後赤ちゃんが十月十日暮らすお部屋のコンディション維持として
ぜひ取り入れられることをおススメいたします。

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はなのやま鍼灸院
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2014年02月03日

不妊症治療〜妊娠と月経と太陰暦〜

妊娠の脈と生理中の脈状は同じ。月経は仮の妊娠と考える。
おそらくLHサージ後の黄体や妊娠黄体のホルモンの変化に反応した脈状なのだろう。
右手首の特定の部位に球が転がるような打ち方がある。

本日治療した女性に問えばがっかりした顔で生理中とのこと。
毎月生理が来てしまうことに怒りが込み上げてくるらしい。
怒りは逆効果。感情と女性の生殖のリズムは影響し合う。

でも、このような脈の変化は以前はなかった。
体が深部から温まり変化が出せる体になってきたのだ。
おそらく基礎体温も高低二相がはっきり出ていると思われる。
妊娠しにくい原因は徐々改善してきている。

でもゴールは「妊娠」ではなく母子ともに安全で健康な出産までだ。


月の満ち欠けは28(29)日で一巡。14日ごとに新月と満月がある。
月経周期も28日。14日ごとに働きの異なるホルモンが入れ替わる。

14日×2=28日(周期)。
昔日本が使ってた旧暦(太陰暦)のほうが極めて自然や人体のサイクルに近い。
節句や土用も人体の変化と必ずリンクしている。
太陽暦の閏年ではなく旧暦の閏月で計算していくと、
人体が自然に適応しようとする調整機能が見えて感嘆する。

旧暦って儀式や風習を行う為だけでなく、
何千年もかけて緻密に構築された自然科学の極みだと思う。
posted by はなのやま at 20:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 不妊・不育症治療