2018年03月16日

ストレスと不妊症~不正出血と高プロラクチン血症〜

過去に職場でいじめられたストレスから不正出血が2年以上続く女性が来院されました。

ストレス疾患(心身症)であればドーパミン経由の内分泌異常から「高プロラクチン血症」の可能性もあります。機能性不妊症の原因の代表選手ともいえます。


これから妊娠出産の可能性がある年齢であれば、単なる性器不正出血にとどまらず、(老婆心ながら)念の為不妊症に絡めて掘り下げてみておいた方が良いように思い、基礎体温の記録をお願いしてみましたが・・・。

基礎体温が毎朝苦も無くキチンとつけられる人と継続できない人がいらっしゃいます。
「予防・早期発見」「念の為の」となればそれほど真剣さは無いのかも知れません。

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不妊症の治療を始められた方のほとんどは、基礎体温を記録していただく事になると思います。
妊娠できる確率が最も高い時期を把握していただく為に。
確率が高い時期が存在しない場合もそのことに気づく為に。

また基礎体温のグラフは様々な婦人科の機能異常を暗示してくれます。
ただ「出来にくい」から原因を究明して乗り越えやすい作戦を立てる指標になるものです。

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生理が来るたび(妊娠できていなかった)に、怒りから基礎体温表をビリビリに破り捨てる女性もいらっしゃいました。

「子供が欲しい。できない。」といった精神バランスは女性体内に強い気滞を生み出します。加えての年齢的なタイムリミット。それが新たな婦人科の機能異常を引き起こすという悪循環に苦しめられている不妊症の女性も少なくはないでしょう。

常々、女性の婦人科器官は心理状態や生活環境とダイレクトにリンクしているように痛感させられます。
だから(機能性の)不妊症には全身(心)にアプローチする東洋的な考え方に基づいた治療が有効なのだ、とも思うのです。

また、「心身のバランスの乱れ=不妊症の始まり」の早期発見も、ストレスフルな現代においてはそんなニーズはどんどん高まってきているように感じます。
不妊症もできるだけ早期に予兆を見つけ、早目にケアを開始する時代になってきたもではないでしょうか。
そんな「未病にアプローチ」できるのも東洋医学ならではの特徴だと思います。

年齢的なタイムリミットに苦しめられる前の、できるだけ若い年代から、東洋的な考え方に基づいた治療による「(念の為の)婦人科バランス・ケア」を始められることお勧めします。

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2017年07月27日

生活習慣からの不妊症


婦人科の部分に何も問題はないが、なぜか妊娠しにくいという37歳女性。

「ラストチャンスです」と妊活・不妊症治療を開始されました。

伺えば、毎日の多飲酒とガイドブックに載っているような激辛の料理を食べ歩くのが習慣だと言います。

生活習慣からの脾気虚。からの妊娠しにくい状態が考えられます。


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辛いものは体を温めますが、度を超えた激辛は交感神経緊張により逆に辛さの後に「寒気」が訪れることもあります。

酒も体を温めますが、深酒は残ったアルコールの熱が湿っ気として体にとどまり「陽気」が体中を巡るのを邪魔してしまうものです。

母体(婦人科部位)を滋養する営気が飲食不節制・消化吸収障害により滞ってしまうタイプと考えられます。

この場合、督脈を通し膈(横隔膜)を開く治療により
体で産生された栄養やエネルギーが全身に(心)にうまく分配され、
婦人科の部位を滋養し活力を回復させるような改善を目指していきます。


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「妊娠したらお酒も激辛もやめなくちゃいけないんで・・・」と仰られていましたが、そうではないと思います。

お腹の赤ちゃんが嫌がる行為は、
これからやってくる赤ちゃんだってすでに嫌がっているのではないでしょうか。

「妊娠」そのものはスタートでもゴールでもありません。

どんなに努力しても赤ちゃんを諦めなければならない方もいらっしゃいます。

「治療だと思って深酒と激辛は妊娠前から控えてください。」とご説明して施術を終えた次第です。

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2016年04月10日

妊娠準備治療

専門病院での不妊症治療を予定されている女性が、その前に健康的な母体作りを目的に来院されました。

待たれ、急かされ、姑に嫌味の一つでも言われ、生理が来てしまう度にこみ上げる怒りの感情。
周囲の期待に追い詰められて、年齢的なタイムリミットに追い詰められて、
不妊症治療を決断するのはほとんどが女性からだといいます。半分近くは男性にも原因があるというのに。

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「受精→妊娠反応」のみをゴールとするならば顕微的な不妊症治療はたくさんあると思います。

また子宮・卵巣・ホルモン分泌などに器質的な問題があれば、母体の負担が大きいと知りながらも科学的な方法に頼らざるを得ない方もいらっしゃるでしょう。

鍼灸が効果を上げるのは主に機能性不妊症(二人目不妊)です。男女とも生殖機能に目に見える、検査で明らかになる問題はないが、(何かが滞り)妊娠しにくい状態の改善を行います。

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西洋医学的な不妊症治療、東洋医学的な不妊症治療。
それぞれ長所・短所を持ち合わせます。
どちらのルートで山に登ろうが、頂上に立てば(子供ができれば)関係ありません。

それでも不妊症治療にいらっしゃるご夫婦の目指す共通のゴールは
「母子の心身共に健康的で安全な出産」までではないでしょうか。

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耕してない荒地に種をまいても、発芽はしても
植物はしっかり育ちません。育つことができません。

先進の科学的な不妊症治療。それにより恩恵を受ける方も沢山いらっしゃるでしょう。
でも当院では「妊娠」するために母体を冷え疲れきった状態にしてしまうことは本末転倒だと考えます。
少なくても自然・健康的ではないと思います。

だからこそホルモン治療や人工授精を行わざる得ない女性ほど、母体が温まって緩み休まった状態に維持する東洋的な治療が必要なのだと考えています。

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しっかりした土作りは強くて立派な作物を育てます。
土の力に余裕があれば作物は安心して成長できるのです。

疲労・冷え・ストレス・怒り・憂鬱・不安・・・
不妊症治療の前に、妊娠する前に、母体の状態改善が最重要なのであります。

東洋的な考え方に基づいた、全身(心)のバランスを調整していく治療。
母体の妊娠準備として、妊娠後赤ちゃんが十月十日暮らすお部屋のコンディション維持として
ぜひ取り入れられることをおススメいたします。

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