2018年01月25日

乳腺炎と授乳

乳腺炎は激痛といわれます。

赤ちゃんが哺乳瓶のミルクを飲まない子だと
お母さんはやむを得ずその激痛に耐えながら授乳をすることに。

もちろん痛み止め・抗炎症剤の類はNGでしょう。
子を持つ母は強しですが、授乳が苦痛ではあんまりです。

そんな依頼を受けての訪問治療。
お家に伺えば、上の子もまだ小さくて、
家事・育児全てを一人でこなすまだ若い母親が待っておられました。

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このような場合、慢性的な疲労やストレス・先天的な体質の要因も考えられますので
東洋的な考え方に基づいた全身(心)治療で虚実のバランスを調整します。

東洋医学では乳腺炎を起こす要因は強い気の滞りであるとされます。
炎症を対象に乳房に鍼をするのではなく、母親の気の滞りや上逆の改善を治療の対象とします。

今回は母親の気の滞りや上逆が強いようでしたので、胸骨や肩甲骨にあるツボも補助的に使いました。
全身(心)の滞りを動かし上逆を鎮める効果を高めます。

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母乳とは母親の血液を濾して作られる尊いものです。
本来、授乳時には乳首経由で穏やかな気持ちになるオキシトシンというホルモンが分泌されます。
このホルモンは子宮収縮の働きもありますので、産後の子宮のケアにも重要なものです。

母親が苦痛やストレスに耐えながらの授乳は「おっぱいの味が苦いんじゃないかい?」と赤ちゃんに聞きたくなります(笑)。

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2018年01月12日

記憶の苦しみ〜リウマチ様症状 自己免疫疾患 心身症〜

長期にわたり虐げられ続けてきた人は、自分を虐げてきた人間が亡くなっても、虐げられた環境が消え失せても苦しみ続けることが多いように思います。

当時の記憶の片鱗でもある限り、タイムマシンに乗ったかのように当時にフィードバックしてしまうのかも知れません。虐げられた記憶により苦しめられている方もいらっしゃるでしょう。

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その万年雪のような、声にできない苦しみを、声に代わり訴えてくれているかのような様々な機能異常や痛み。多くは膠原病やリウマチ様症状、自己免疫疾患、様々な心身症に現れることも多いように日々の臨床では感じます。

「何十年も苦しんできた自分の辛さを知って」
「私の苦しみがちょっとやそっとで治ってたまるものか」

治りたい表在意識とは真逆の深層心理が患者にはあるのだと学びました。重症や難治だと告げられるほど満たされる「気づいて」の深層心理。

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「済んだことは水に流して忘れて、自分が変わるしかないですよね」 まるで自分に言い聞かせるようにおっしゃる昨日の女性患者さん。

頭ではわかっていても、本当は水に流せるわけがない。過去形にできるわけない。実際に理不尽に服従させられ苦しめられ、みじめな思いもさせられたのだから。

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理不尽に味わった苦しみも、記憶の中の苦しみも
地獄の番犬のようにいつまでもどこまでも追いかけてくるでしょう。

患部に小手先で打つような鍼など、その方にとってなんの意味があるでしょう?
その人を知り、万年雪を少しずつでも溶かしていくような治療が必要になります。

東洋的な考え方に基づいた治療とは、心身一如の考え方がベースになっています。
「あらゆる症状・機能異常・未病も七情(人間の持つ感情)の乱れから起こりうる」と考えます。

心身を温め緩める全身(心)の治療では、少しずつでも心にスペースが生まれるように思います。

苦しんだ記憶そのものを治療で消すことはできないでしょう。
それでも追いかけてくる記憶に振り回され、心身ともにいっぱいいっぱいになり「現在をロスしてしまう事」を減らすお手伝いはできる可能性はあると信じます。

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