2015年06月25日

未病治「患者になる前に」〜疲労・冷え・ストレスのサイン〜

「霜(しも)を踏みて堅氷(けんぴょう)に至る」

あらゆる事態には、必ず微妙な兆しがあるものです。
兆しから事態の成り行きを見てとります。

良くないものであれば、早めに対処すればラクチン。
見逃したり、対処をケチると次第に悪化します。

うっすら首に痛みが出て、手の爪が伸びるのが異常に早い。
そういえば肩や手首や指の関節にも時々痛みが・・・。
髪の毛に触れただけで頭皮がピリピリ痛い。などなど。

これは疲労や冷えやストレスで、
体の中の「熱い所」と「冷えてる所」が分かれはじめたサイン。
お身体が病気や症状をブロックできない状態に近づいたとも言えます。

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そろそろ早めの対処策が必要なのかも知れませんね。

休養・栄養・生活習慣の改善・ストレス発散etc。 
場合によっては
東洋的な考え方に基づいた「お風呂をかき混ぜるような」治療も。

「患者になる前に」
東洋医学ではこんな考え方を「未病治」といいます。

江戸川区北小岩 千葉県内訪問出張治療
はなのやま鍼灸院
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2015年06月22日

母さんの免疫・乳児の免疫〜乳幼児のアレルギー・アトピー性皮膚炎〜

不妊症(妊娠準備)治療を行って昨年末に3人の女性が「母」になられました。
全員30代後半の高齢者出産でありましたが、わざわざご報告をいただき嬉しい気持ちになりました。

その時「六月頃、赤ちゃんを治療するかも」とふと思いました。
予感は当たり、今月乳児が症状をもって来院されました。
臍帯を通して母親から受け継いだ免疫は概ね半年で効果を失くす、というコトらしいですけど。
そのせいかどうかはわかりません。

どちらにしても、これから2歳半までが自己の自然免疫・獲得免疫を身に着ける大事な修業期間です。

赤ちゃんは全員アレルギーを起こしやすい(アトピー性皮膚炎を起こしやすい)免疫システムで生まれてきます。

これは胎内にいる時「Th1という大人のリンパ球」が優位であると母親との間に異物反応が生じて流産してしまうからです。

その為胎内では「Th12リンパ球」というアレルギー反応により自分を守るシステムが優位な状態になっていて、出生後もしばらくはその状態が続きます。外界の雑菌やストレスにさらされることで少しずつ大人の免疫システムに移り変わっていくのです。

軍隊でいうと「海兵隊」のみの攻撃力だったものが、雑菌やストレスにさらされることで「海軍」並みの高度な作戦が遂行できる免疫力に移行していく、といった感じでしょうか。

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乳児のアレルギーやアトピー性皮膚炎は成長とともに自然治癒しやすい症状の一つです。ただし、母親が過敏になって必要以上に清潔にし過ぎたりストレス(暑さ寒さ、空腹感など)を感じさせないような環境を整えてしまうと免疫システムの移り変わりに時間がかかってしまいます。

*ちなみに1歳未満の子に花粉症というものは存在しません。生まれた年に花粉に感作してもアレルギー反応が出るのは「抗体」ができてから翌年の花粉の時期になるからです。

生まれてから免疫力が身に着くまでの期間は特に、免疫の過剰や不足をコントロールする自律神経の働きをアクティブにする小児はりも有効だと当院は考えています。

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2015年06月21日

掌蹠膿疱症〜ガルバニー電流と奇経八脈〜

掌や足裏の皮に水泡が出来て潰れて皮が剥けていく症状です。痒みや激痛も伴います。
原因ははっきりしてはいないとされていますが、日本と海外とで原因とされるものの考え方が異なる症状の一つでもあります。以前は腎臓の疲労による免疫力低下から起こりやすいとも考えられてきました。

定義としては水泡や皮剥けに細菌やウィルスの感染が確認できないことがあげられます。
つまり自分の体内から発症したもの、ということです。

現在日本では、扁桃に起因するもの・甲状腺に起因するもの・そして口腔内のガルバニー電流によるものと考えられる事が多いようです。

「ガルバニー電流」とは。異なる電位を持つ金属間に発生する電流の事です。
生体が本来持つ生体電流を乱すものともいえます。口腔内の詰め物に多くみられる現象です。

アルミ箔を噛んだような感じ、ピリピリ感、味覚の異常(唾液を媒介して電流が流れる)。
歯科で詰め物をした後しばらくの間、同じような口腔内の異常を感じた方も多いかも知れません。

発症の起因とされるのはガルバニー電流による生体電流の乱れ。からの自己免疫力の異常。
という事は掌蹠膿疱症以外の症状にも関与している可能性も否定はできないのではないでしょうか。

鍼灸治療でも奇経八脈を使い電位差を利用する奇経の二経治療という治療法があります。
決まった二つの経絡間を特定のツボに異なる金属刺激を利用して電流を流します。
これは現代でいうところの乱れた生体電流の整復とも考えられます。

痛みや動作の改善など即効性に優れるので対症療法的に使用している鍼灸師が多いですが、根幹は生体電流の乱れから起きている症状の改善にある、と当院は考えます。花粉症に著しい効果がでる場合もあります、慢性の坐骨神経痛や肩関節の痛みにも良い結果が期待できます。

逆にいえば、何らかの要因で生体電流の乱れから発症している症状がいかに多岐にわたっているかという考え方もできるのではないでしょうか?

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写真は来院された掌蹠膿疱症の女性。
歯科治療を3年継続されたあとに発症し、いろいろな医療機関を転々とした後大学病院の検査でようやくガルバニー電流を指摘されました。味覚の異常も歯科治療中に訴えておられました。
この女性の場合、甲状腺の疾患も扁桃の症状もあり、生体電流の乱れだけを原因に特定することは早急にはできません。

仮に歯科の詰め物が原因だったとしても、それを全てやり直し、入れ替えることはかなりのエネルギーを必要とします。今後は歯科医院も口腔内の治療だけでなく、全身の状態や既往症を考慮して詰め物の種類を考えなくてはならなくなってくるのではないでしょうか?

当院ではガルバニー電流が原因と考えられる症状には
奇経八脈を使った生体電流の改善治療も有効であろうと考え実施しています。
誰もかれもが早急に歯の詰め物すべてを入れ替えられる訳ではありません。
年齢的に体力的に大がかりな歯科治療が負担になる方もいらっしゃることでしょう。

生体電流の乱れから発症する症状は掌蹠膿疱症だけではありません。自己免疫疾患も精神疾患も他にも沢山考えられます。もし東洋的な考え方に基づいた鍼灸治療にご興味がおありであれば是非一度改善策の一つに加えられることをお勧めいたします。

江戸川区小岩 千葉県内訪問出張
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